「ツイッターが演奏変えた」 海上自衛隊のハープ奏者の胸の内

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聞き手 小村田義之
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 ハープ奏者のかたわら、海上自衛隊ツイッターの「中の人」をしてきた荒木美佳さん。フォロワーの反応を見るうちに、演奏も変わってきたそうです。自分の心が動いた時に、まわりの心も動く。そう語る荒木さんの胸の内を聞きました。

リレーおぴにおん 「二刀流で行こう」

 海上自衛隊の東京音楽隊でハープ奏者として活動しながら、海上幕僚監部広報室の公式ツイッターなどを発信する「中の人」をしてきました。

 でも、自分自身は「二刀流」なんて思わなくなったんです。ツイッターでフォロワーの皆さんとつながることで私の演奏も変わってきた。私の中で、二つの刀は溶け合っています。

 ハープに出会ったのは5歳のときでした。楽器店の店主さんが、ぽろんと弾いてくれた。柔らかくて、角がない音。金塗装の細工も一流で、見た目も華やか。一目ぼれでした。

 中学1年で日本国際ハープコンクール・ジュニア部門の1位となり、附属高校から東京芸大へ。腱鞘(けんしょう)炎になる寸前まで練習しました。そのころ、自衛隊に音楽隊があることを知り、ハープの席があったので飛び込んだんです。

 入ってみると、経験のないこ…

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