ズレている国のリスキリング策、日本に必要なスキルは 小島慶子さん

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聞き手・富田洸平
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 育休・産休中のリスキリング(学び直し)を「後押しする」とした岸田文雄首相の国会答弁に、多くの批判の声が上がりました。エッセイストの小島慶子さんは「実態と大きく乖離(かいり)している」と指摘しつつ、日本に必要なリスキリングがあると話します。一体どのようなリスキリングでしょうか。

 ――岸田首相の答弁は、産休・育休の期間にリスキリングや学位を取ることでキャリアの停滞を最小限にしたり、逆にキャリアアップしたりできるようになる――という自民党の大家敏志議員の質問に対するものでした。このやりとりをどう見ましたか。

 「産休・育休中は暇だろう、という前提に立っているのではないかと感じました。実態からあまりにも乖離していますよね」

 ――ご自身もアナウンサーだった頃、第1子と第2子を出産し、産休と育休を取得されています。

 「第1子を産む前は、積読(…

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