高知「調整ばっちり」と自信 履正社の監督は「山田にあやかりたい」
第95回記念選抜高校野球大会の大会本部は23日、天候不良が予想されるとして、予定されていた2回戦3試合を中止すると発表した。日程は1日ずつ順延され、休養日は準々決勝翌日の29日、準決勝翌日の31日、決勝は4月1日になる。
この日、予定されていたのは健大高崎(群馬)―報徳学園(兵庫)、氷見(富山)―山梨学院、高知―履正社(大阪)の3カード。
18日に北陸を破った高知の浜口佳久監督は「調整はばっちり。投手陣の疲れが取れて(調子は)上がっている。マイナスではない」と順延を前向きにとらえた。履正社打線を警戒しつつも、「十分に通用する球を投手陣が投げ出している」と自信を見せる。試合展開の「イメージ」を大事にしているという。「最初のチャンスで仕掛けていければ。ベンチワークや駆け引きも大事になってくる」
昨年4月に就いた履正社の多田晃監督は就任後、初の甲子園。順延で仕切り直しとなり、「早く試合がしたかった。選手より緊張しているかも」。チームを30年以上率いた岡田龍生(たつお)前監督(現兵庫・東洋大姫路監督)の下でコーチを務め、2019年夏の全国制覇時は副部長だった。前夜、教え子でWBC日本代表の山田哲人(ヤクルト)から激励のLINEが届いたといい、「世界一になった山田にあやかりたいですね」。
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