「りくりゅう」、金に悔しさも 「胸を張ろう。観客席を見てごらん」
フィギュアスケートの世界選手権は23日、さいたまスーパーアリーナで第2日があり、ペアのショートプログラム(SP)首位の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリー2位とし、合計222・16点で日本ペア初となる金メダルに輝いた。
今季出場したグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権、世界選手権の主要3大会をすべて優勝し「年間グランドスラム」を達成した。
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演技後の報道陣との主なやりとりは以下の通り。
――優勝した今の気持ちは?
三浦 「四大陸選手権が終わってから、悔いのないように切磋琢磨(せっさたくま)して練習してきました。練習の成果がSPでは出ましたが、フリーで気持ちの弱さが出たので悔しい思いがあります。でも、うれしいです。ありがとうございます」
木原 「母国開催の世界選手権で優勝できて、うれしいです。会場の皆さんの手拍子、温かい声援が、後半の足が止まりそうなところでもう一押ししてくれました」
――「年間グランドスラム」を達成しましたが?
木原 「達成できると思っていなかったのでうれしいです。でも、(飛行機の遅延で欠場した)全日本選手権で(優勝を)取れなかったのは後悔しています(笑)」
――昨年2月の北京五輪が終わってから、この1年はどんな進化がありましたか?
木原 「今季はシーズン直前に三浦選手がケガをして難しかったんですが、2人の絆を確認することができました。練習量は少なかったかもしれないですが、信頼という部分で成長したと思います。今季はフリーで弱さが出ている部分があるので、来季は弱さを消していきたいです」
――年間グランドスラムは日本ペアの歴史にどんな意味がありますか?
木原 「年間グランドスラム…

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