「モディ姓」を傷つけた? インド最大野党の元総裁に禁錮2年の判決
ニューデリー=真田嶺
インド・グジャラート州の地方裁判所は23日、最大野党「国民会議派」の元総裁ラフル・ガンジー氏に禁錮2年の有罪判決を下した。ガンジー氏は、インドの現首相と同じ「モディ」姓をめぐる発言で名誉毀損(きそん)の罪に問われていた。地元メディア「ヒンドゥスタン・タイムズ」などが伝えた。
報道によると、ガンジー氏は2019年の総選挙前、インド南西部の州で開かれた選挙集会で、「どうして泥棒はみんな『モディ』が共通の姓なんだ」と発言したとされる。発言がモディ一族の名誉を傷つけたとして、与党インド人民党のパーネッシュ・モディ議員が訴えていた。
ガンジー氏には30日間の保釈が与えられた。ガンジー氏の弁護団は判決を不服として上訴する方針だ。国民会議派はツイッターで、「我々は闘い、勝利する」などと投稿した。(ニューデリー=真田嶺)
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