森元首相、女性候補相手の選挙「嫌だ」「戦法が訳分からない」
森喜朗元首相(85)は23日、都内であった自民党参院議員の政治資金パーティーで、女性候補と戦った過去の自身の選挙戦を引き合いに「女性相手というのは嫌だ。女性を軽蔑してはいけないが、もうとにかく女性の戦法っていうのは、空中戦なのか何なのか訳がわからない」と述べた。女性蔑視の発言として批判を招きそうだ。
森氏は2009年の衆院選小選挙区で女性候補と接戦になったことに触れ「国家のため、地域のためと思って自分を捨ててやってきたのに、ああいう女性に私の票と変わらない票を出す人がいたのかなと思うと、自分の選挙区が信頼できなくなってしまった」と振り返った。そのうえで「それできっぱり、まだ若かったけど(議員を)やめちゃった。女性を敵にする選挙のつらさは、私は本当によく分かっている」と語った。
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- 【視点】
森元首相のコメントは、本当にいつも勉強になります。 なるほど、年配の歴戦の選挙を勝ち抜いてこられた自民党の先生方は(本来一括りにすべきではないんでしょうが)こういう考え方なんだと、毎回目からウロコの発見をさせていただいています。 まず第
- 【視点】
「すべての政治家は次の選挙で勝つために動いている」と、かつて担当した自民党幹部(森氏ではありません)が語っていたのを思い出しました。森氏にとってはその最大の壁が「女性」ということなのでしょう。相変わらず突っ込みどころ満載の元首相ですが、正直