覚醒剤に甘い言葉、いびつな恋愛 男と母は11歳次女を巻き込んだ

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茶井祐輝
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 2人の子どもと暮らすシングルマザーが、マッチングアプリで出会った男(50)に恋をした。だが、男と覚醒剤におぼれた。さらに2人は11歳の次女に薬物を飲ませ、性加害をするという衝撃的な事件を起こした。公判からは、病気を抱えつつも支え合ってきた家族が、いびつな恋愛感情や薬物によって引き裂かれる姿が見えた。

 強制わいせつや監護者わいせつ、児童ポルノ禁止法違反などの罪で起訴された母親と男。公判は別々に大津地裁で行われた。

 昨年9月に始まった母親の公判で、事件の経緯が徐々に明らかになった。

「抵抗があった」

 母親によると、2人が出会ったのは4、5年前。「とても素敵な方だと思い、夢中になりました」

 だが、男は会った初日から覚醒剤を使って性行為を迫った。一方、会うのは年3、4回だった。男の本名は知らされていなかった。

 男は、次女と性行為がしたい…

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