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　茨城県日立市を拠点とする合唱団アンサンブル・ローゼは、東日本大震災の鎮魂と復興を祈る自作の曲を歌い続けてきた。「あの日からあしたへ…」と名付けたその作品を、29日、米ニューヨークのカーネギー大ホールで10年ぶりに響かせる。

　ローゼが参加する「ニューヨーク合唱フェスティバル」は2012年、東日本大震災からの復興支援などを掲げて始まった。今回で8回目。米国の聖歌隊、在米邦人の合唱団、日本からの合唱団など約15団体の計600人が出演する。文化芸能国際交流機構が主催している。

　ローゼは13年の第2回フェスに出演した。その舞台で初めて歌ったのが、「あの日からあしたへ…」だった。

　主宰する戸来（へらい）和子…