誤った卒業証書の授与、尼崎市で5年連続ミス 卒業生を訪問して謝罪
兵庫県尼崎市教委は23日、今春卒業した小学生31人と、特別支援学校中学部の生徒1人に、誤りがある卒業証書を授与していたと発表した。
市教委によると、市立小学校1校では、卒業証書の印刷を担当した教員が、パソコン上に残っていた、生年月日が誤ったデータを使った。特別支援学校中学部では誤って「小学部」と記載した卒業証書を渡していた。
いずれも学校側が卒業生の家庭を訪問して謝罪し、正しい卒業証書を渡し直した。
同市では、他校の公印を押したり、「課程」とすべきところを「過程」としたり、誤った卒業証書の授与が2018年度以降毎年続いている。市教委担当者は「子どもの大切な証書であるという学校の認識が低い。再発防止策を考えていく」と話した。(中塚久美子)
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