戻ってきた「声」 ジャニーズWEST藤井流星さんに聞くライブ演出

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突撃ジャニーズWEST

 新アルバム「POWER」を引っ提げて、今年のアリーナツアーが今月18日にスタートしました。宮城県を皮切りに、約2カ月で全国8カ所を回ります。今年はうれしいことに数年ぶりにライブ会場に戻ってきたものが――。そう、観客の皆さんの「声」です。

 コロナ下の数年間、僕たちが意識的に磨いてきたものの一つが、「ライブ力」です。ロック調の曲のレパートリーが増え、昨年はグループ初のロックフェス出演も果たしました。そんな僕たちの現在地をはっきり打ち出すため、今回は1曲目からフルスロットルで飛び出していく構成に。それに観客の皆さんが全力で歌って応えてくれた時、目指してきた形に近づいていると手応えを感じました。

 ポップで明るいイメージを掲げた昨年のライブツアー「Mixed Juice」は比較的、演出を作り込んでいましたが、今回は「余白」があって、メンバーが自由に動くパートも多い。だからこそ、会場との掛け合いなどの化学反応によって、その日ごとに様々な公演の形が生まれるのではないかと思います。ライブ力が問われるという意味では挑戦でもありますが、リハーサル時には予想もできない空気感が立ち上がっていくのはやはり感動的です。

 来年に結成10周年を迎える僕たちですが、グループとしての個性も徐々に確固としたものが見えてきました。デビュー曲「ええじゃないか」のようなにぎやかな姿と、新アルバムにも多く収録されているロックサウンドをベースに力強くメッセージを届ける姿。両極端な二つの顔を、同時に色濃く出せる。そんなグループになっていきたいと考えています。

■キャンプを楽しむ姿も…

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