朝鮮学校生の保護者ら「再発防止を」 MBSラジオ番組内発言めぐり

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 MBSラジオ(大阪市)の生放送番組「上泉雄一のええなぁ!」での経済評論家・上念司氏による朝鮮学校に対する発言をめぐり、朝鮮学校に子どもを通わせる保護者らが24日、同局の担当者と面会し、「抗議・要請書」を手渡した。

 面会は、在日朝鮮人の研究者や弁護士らでつくる人権団体「在日本朝鮮人人権協会」(東京都)傘下の関西地方の3団体が申し込んだ。団体によると、「社内教育をはじめとした、再発防止のための取り組みを継続的に行うこと」などを求めた。

 発言があったのは2月21日の放送で、北朝鮮ミサイル発射実験について議論する際、上念氏は、朝鮮学校について「OBが日本人拉致に関わっていたりする」「スパイ養成的なところもあったり」などと述べた。

 3月23日夜には同局が、同番組からの上念氏の降板を明らかにした。理由についてツイッターで「上念さんとMBSラジオの間で今後の情報発信についての考え方に開きがある」と投稿した。

 朝鮮学校を支援する全国の別の4団体も20日、連名で抗議文を同局にメールで送っていた。

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