春の京都非公開文化財特別公開始まる 霊源院で唐獅子の金屏風初披露
ふだん公開されない京都の寺社の建物や仏像などを披露する「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)が25日から始まる。建仁寺の塔頭(たっちゅう)・霊源院(京都市東山区)で24日に内覧会があり、中国の現代アーティスト陳漫(チェンマン)さんが描いた「唐獅子図屏風(びょうぶ)」が初公開された。
屛風は六曲一双。2月に寺を訪ねた陳さんが、2週間かけて金箔(きんぱく)地に墨で描いた。陳さんは天井の「墨龍図」も2021年に奉納している。ほかに南北朝時代の禅僧・中巌円月(ちゅうがんえんげつ)の坐像(ざぞう、国重要文化財)なども公開される。
特別公開は京都市内12カ所で開催。大型連休を中心に5月14日までだが、公開期間は各所で異なる。拝観料は大人1千円、中高生500円(一部異なる)。詳細は協会のホームページ(http://www.kobunka.com)。問い合わせは協会(075・451・3313)。
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特別公開の日程は次の通り。
霊源院=3月25日~5月7日▽法厳寺(ほうごんじ)=4月17~21日、29日~5月7日(本尊は4月17~21日のみ)▽上賀茂神社、下鴨神社、平等寺、西念寺=4月22日~5月7日▽伏見稲荷大社、隨心院(ずいしんいん)=4月22日~5月14日▽知恩院大方丈・小方丈=4月27日~5月14日▽金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)=4月28日~5月7日▽東寺五重塔=4月29日~5月7日▽梅辻家(うめつじけ)住宅=5月5~14日(筒井次郎)
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