クリミア攻撃されれば「核兵器使用の根拠になる」 ロシア前大統領
ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領は24日、ロシアの記者らとのインタビュー動画をSNSに投稿し、ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島の奪還を目指してウクライナ軍が攻撃すれば、「核抑止のドクトリンで規定されたものを含むすべての防衛手段を使用する根拠になるのは明白だ」と述べ、核攻撃の可能性を示して威嚇した。
メドベージェフ氏は「国家の一部を切り離す試みは、国家の存在自体への侵害だ」と主張。核を含むすべての兵器を使用できる根拠があることを、「大洋の向こうの『友人』が理解してくれることを願う」と、米国を念頭に述べた。
核のドクトリンは、プーチン大統領が2020年に署名した文書「核抑止の国家政策の基本」。通常兵器で攻撃を受けた場合でも、国の存在が脅かされるならロシアは核兵器で反撃できる、と書かれた。
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