明石市の泉房穂市長、後継候補に市議を擁立へ 暴言で政界引退を表明
暴言問題の責任を取って政界引退を表明した兵庫県明石市の泉房穂市長が、任期満了に伴う4月23日投開票の市長選に、明石市議の丸谷聡子氏(59)を後継候補として擁立することがわかった。複数の関係者が朝日新聞の取材に認めた。25日に正式発表する見通し。
丸谷氏は2015年の市議選で初当選し、現在2期目。市議会の会派「かけはしSDGs」で活動し、環境団体の幹部などを務めている。関係者によると丸谷氏は24日、支援者らに立候補の意向を伝えたという。
泉市長は昨年10月、市議への暴言問題で引退を表明した。自身の施策を継承する独自候補を擁立する考えを示しており、動向が注目されていた。
市長選にはこれまでに、自民党が推す市議の林健太氏(40)、元加西市長の中川暢三氏(67)が、それぞれ無所属で立候補を表明している。
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