広陵、3回戦の相手は長崎・海星 「勝負はここから」と中井監督
【広島】第95回記念選抜高校野球大会で、広陵は26日に予定される大会第8日の第3試合で海星(長崎)と対戦する。20年ぶり4度目の選抜優勝に向けた2戦目で、春夏通算で25回出場の相手とどう戦うか。広陵の中井哲之監督に戦略を聞いた。
――相手校の印象は
足が速いし、エンドランをかけてきたり、盗塁したり、初戦の二松学舎大付(東京)とは違う感じのチームとみている。左投手が先発してくると思う。うちは左打者が多いので、センターから逆方向に打ちこみたい。
――警戒する相手選手は
甲子園経験がある選手がたくさんいて、その点はうちと似ている。強い気持ちをもって戦いたい。
――自校のキーマンは
先発するであろう高尾。初戦のように本来の投球をしてくれれば。初戦で主将の小林は力通りの結果を出してくれた。(直前にベンチ入りした)田村は初戦でいきなり結果を出したので運を持っている。
――今のチーム状態は
1試合勝って選手はほっとしているだろうけど、勝負はここから。しっかり引き締めて、相手より1点でも多くとりたい。
――今はどんな調整を
先発が予想される左投手を打たないと、試合の動きを持って行かれる。左投げの打撃投手で練習している。バットに当てるだけではなく、強い打球を打つように伝えている。
――理想の試合展開は
先制点を取って、中押しして、ダメ押ししたいが、そんな夢の展開は甲子園ではできない。1点勝負になると思って、粘り強い勝ち方をしたい。(福冨旅史)
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