WBCで学んだ「意識の違い」 侍ジャパン最年少投手が次の目標語る

上山浩也
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 野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシックWBC)で日本代表「侍ジャパン」の世界一に貢献した中日の高橋宏斗投手(20)が24日、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)で代表生活を振り返った。「感じたことがないプレッシャーで責任感があった。1日1日が成長につながったし、先の野球人生に生きてくる時間だった」と語った。

 チーム最年少だった高橋投手は、ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手ら大リーグで活躍する先輩から「意識の違い」を学んだという。両選手が感情をむき出しにしていた姿も含め、「1球に対する意識。実力を上げるには練習をしないといけないけれど、意識を上げることはすぐできると思う。意識を高く持ってやりたい」と言い、「(次回大会の)3年後は先発でやる」と意気込みを述べた。

 プロ3年目のシーズンを迎える高橋投手は、今季の目標にオリックス山本由伸投手の3年目の成績超えを目標に掲げた。自主トレから侍ジャパンまで一緒に過ごした2年連続沢村賞の右腕に「意識の高さ、実力、野球に対する取り組みなどすべて見習うところだと思ったし、自分自身もやれない数字ではないと思うので設定した」と、山本投手の3年目の防御率や勝ち星、投球回などの数字を口にした。

 米国での飲酒は21歳からで、20歳の高橋投手は年齢制限で優勝後のシャンパンファイトに参加できなかったことも話題に。「ゴーグルをつけていたら止められて、端っこでみんなの楽しそうな姿を動画に撮っていた。悔しかったです」と苦笑い。「日本ではやれるので」と、今季のチーム優勝への思いを語った。(上山浩也)

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