粗大ごみを転売、233万円得る リサイクルセンター職員を懲戒免職
福岡龍一郎
仙南地域広域行政事務組合は24日、仙南リサイクルセンター(宮城県蔵王町)の技術主幹の50代男性職員を懲戒免職にしたと発表した。処分は同日付。センターに持ち込まれた粗大ごみを無断でオークションサイトで転売し、売却益を得ていた。
組合によると、男性職員は2014年~22年、リサイクルセンターに持ち込まれたスノーボードや扇風機、車のタイヤなどの粗大ごみを自宅に運び、インターネットオークションに出品をしていたという。これまでで計266件を出品し、233万円を得ていたという。今年2月に匿名の通報があり、発覚した。
男性は「売り上げを生活費に充てていた」と話していて、販売の手数料などを除いた約220万円を謝罪金として組合に支払ったという。管理監督責任で、センター所長ら計6人を減給10分の1(1カ月)の処分にした。(福岡龍一郎)
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