給与明細を持ち出した市職員に停職処分 「秘密を知って優越感を」
神谷毅
愛媛県東温市は24日、市長や職員の個人情報を不適切に取り扱ったとして、社会福祉課の30代男性職員を停職4カ月の懲戒処分としたと発表した。「第三者への流出はない」としている。
市によると職員は2021年末、自身のシステム管理権限を使い、電算室で市長ら363人分の給与明細を記録したPDFファイルをUSBメモリーに複写し、自宅で保持していた。22年2月、システム保守業者から「異常な量の情報の持ち出しがある」と報告を受けて市が調べ、発覚した。
また、特定の複数の女性職員の机の引き出しを開けて職員カードやタイムカードなどをスマートフォンで撮影し、画像データを保持していた。市のハラスメント防止要綱に違反するという。
市によると、男性職員は「給与明細など誰も知らない秘密を知って、優越感や快感を得たかった」と話しているという。(神谷毅)
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