アフリカ東部ルワンダで起きた大虐殺の際に人々を救ったとしてハリウッド映画「ホテル・ルワンダ」のモデルになった元ホテル支配人ポール・ルセサバギナ氏についてロイター通信は24日、同氏が25日にもルワンダ当局から釈放される見通しだと報じた。同氏は2021年9月、テロ組織を支援したなどとする罪で禁錮25年の判決を言い渡されていた。
報道によると、政府広報官は、ルセサバギナ氏が永住権を持つ米国からの働きかけが大きな役割を果たしたとした上で、「大統領の命令によって減刑された」などと説明した。同氏は野党の指導的立場にあったことを認める一方で、この党に関係するとされる武装組織による襲撃事件への関与は否定していたという。
カガメ大統領が率いるルワン…