かなだい、世界選手権で最高の演技 高橋大輔が感じた継続の意味

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構成・藤野隆晃
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 フィギュアスケートの世界選手権は25日、さいたま市でアイスダンスのフリーがあり、「かなだい」こと村元哉中(かな)、高橋大輔組(関大ク)は自己ベストとなる115・95点を出し、合計188・87点で総合11位に入った。

 フリーのプログラムは、高橋がシングル時代にも演じた「オペラ座の怪人」。ダイナミックなリフトやスピンで会場を沸かせた。演技を終えると、2人はリンク上で涙を浮かべて互いをたたえていた。

 演技後の報道陣との主なやり取りは次の通り。

 ――演技を振り返ってください。

 高橋 「いやもう素直に……うれしい(笑)。ミスなく演技をすることができたし、最後まで『オペラ座』の世界観に入り込んで。演技の途中くらいから『いける』みたいな感覚で(笑)。自国開催でプレッシャーも大きかったんですけど、納得、満足いく演技ができたことをうれしく思います」

 村元 「(『オペラ座』の)世界観に2人とも入り込んでいたと感じましたし、一つ一つのエレメンツを丁寧にクリアしていって。最後のダイアゴナル(ステップ)の途中かな、お互いに顔を見て笑っていたの」

 高橋 「いけるぞ感が(笑)」

 村元 「いけるぞ、みたいなアイコンタクトあって、でも最後まで……」

 高橋 「気を抜かずに。最後リフトが残っていたから(笑)」

 ――演技後、どんな会話をしていたのでしょうか?

 村元 「『Finally(やっと)!』みたいな(笑)。ありがとうって感じで、同じことを繰り返していました」

 高橋 「『Finally』って、ずっと言っていたね(笑)。とにかくミスなく終えられたので、やっと、やっとできたと繰り返していました」

 ――こうした演技ができた要因は?

 村元 「奇跡ではないと思う…

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