大栄翔、2度目のVへ王手 突き押しを進化させた経験値と落ち着き

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清水優志
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大相撲春場所14日目、大栄翔○突き倒し●翠富士)

 自慢の突き押しが、今場所はひときわ輝いている。

 相手の出方をうかがうように、腰を下ろした大栄翔は、じっと前を見据えた。立ち合い、翠富士の横への動きにも、慌てない。もろ手突きで上体をのけぞらす。息つく暇も与えずに攻め続け、土俵下まで突き倒した。

 一度も連敗せずに、楽日にたどり着いた。これまでになかった安定感を漂わせる。「勝ち星が並んでいるから、余裕を持って思い切れる」。そう話すように、自信が冷静さを生む好循環となっているようだ。「今日も、相手をしっかり見て攻められた」

 その自己分析は、八角理事長…

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