アートなサッカー神社 足腰の神様まつる木組みの社殿 愛知・日進市
溝脇正
愛知県日進市にある白山宮に、足腰の神様といわれる足名椎神(あしなづちのかみ)をまつる足王社(あしおうしゃ)がある。4年に一度のサッカーワールドカップでは、多くのファンが必勝祈願に訪れ、いつしか「サッカー神社」と呼ばれるようになった。
一見、神社とは思えないモダンな木組みの社殿が目を引く。お参りを終えた人たちは、写真や動画を撮るためにスマートフォンやカメラを向けていた。SNSで知り、県外から訪れる観光客も多い。
2016年末に完成した新社殿のデザインは、加藤知史宮司(57)と建築士が1年かけて対話を重ねて考えた。社殿内には、なでると痛みがとれるとの信仰がある「痛みとり石」もまつられている。
もともと祠(ほこら)は、近…