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　イスラエルのネタニヤフ首相は26日、ギャラント国防相を解任することを決めた。首相府が同日、発表した。ギャラント氏は25日、ネタニヤフ政権が進める司法「改革」案をめぐる国内の対立が安全保障上の脅威になっているとして、同案の国会審議の中断を求めたばかりだった。

　同案は、最高裁判所の判決を、国会が過半数の決定で無効化できるようにするなどとしている。国会が司法に強い影響力を及ぼせるようになるとみられる。

　昨年12月末に発足したネタニヤフ政権が「改革」案を明らかにして以降、国会に対する司法のチェック機能が奪われるなどとして、野党や軍関係者、経済界などから懸念が噴出している。イスラエル全土で市民による大規模な抗議デモも続いている。（エルサレム=高久潤）