北朝鮮、弾道ミサイル2発発射か いずれもEEZ外に落下との情報
防衛省は27日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと同日午前7時50分ごろ発表した。海上保安庁は同55分ごろ、弾道ミサイルの可能性があるものはすでに落下したとみられると発表した。
さらに、海保は同8時ごろ、追加の防衛省の情報として、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表。2発目とみられ、同8時5分ごろ、すでに落下したとみられると発表した。
防衛省によると、北朝鮮は北朝鮮西岸付近から同7時47分ごろと同57分ごろ、それぞれ北東方向に向けて弾道ミサイルを発射。いずれも最高高度約50キロ程度で、約350キロ程度飛翔(ひしょう)したとしている。2発とも朝鮮半島東岸付近の日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推定される。変則軌道で飛翔した可能性があるという。
政府は付近を航行する航空機や船舶に情報を提供したところ、現時点で被害報告などの情報は確認されていないとしている。
北朝鮮は23日で終了した米韓合同軍事演習に強く反発し、弾道ミサイルや巡航ミサイルの発射を繰り返してきた。
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- 【視点】
北朝鮮の連日の弾道ミサイル発射に対して、惰性、麻痺して慣れてはいけません。北朝鮮政府が発表したように弾道ミサイルはすでに実験段階を過ぎて配備段階へ、今回の発射も結果的にみれば訓練、演習ですが、実際今後ありうるミサイル攻撃の本番も予告なしの突