愛した野球と昭和の名曲 日本で生涯終えた「チコさん」との思い出

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 元オリックス球団職員で、現在はフリーアナウンサーの大前一樹さん(61)と、朝日新聞のオリックス担当記者との対談をお届けします。

 高橋 阪急(現オリックス)などでプレーし、引退後も球団で通訳などを務めたロベルト・バルボンさん(キューバ出身)が今月、89歳でお亡くなりになりました。大前さんは交流があったとお聞きしました。

 大前 野球が大好きな方でした。朝は大リーグの中継を見て、昼は自宅に近い鳴尾浜球場(兵庫県西宮市)で阪神の2軍戦を見て、夜は京セラにナイターを見に来ていました。会うたびに「きょう、イチローが打ったな!」「きのうのオリックスは勝てたな」って。

 高橋 1955年から11年間、阪急と近鉄で主に二塁手で活躍しています。3年連続で盗塁王にも輝きました。

 大前 私が球団職員のとき、よく草野球をやっていたんですが、もう還暦を過ぎているのに、バルボンさんが飛び入りで参加してくれました。スナップスローでボールをさばいてね。

「バルボンさん、何歳っすか?…

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