中村敬斗が中1で口にした「世界のトップ」 三笘に挑む22歳の武器
サッカー日本代表は28日、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで開かれる国際親善試合キリンチャレンジカップでコロンビアと対戦する。攻撃陣で期待がかかる一人が初招集の22歳、中村敬斗(LASK)だ。
年代別の代表で輝きを放ってきた逸材は、欧州で出番に恵まれない日々を乗り越えて代表にたどりついた。今季はオーストリアリーグで11得点を挙げてブレーク中だ。
24日のウルグアイ戦。中村に代表デビューの機会が来たのは後半44分だった。三笘に代わり、左サイドへ。必死にボールを追い、球際で競り勝つ場面もあった。出場は約4分間。それでも試合後は充実した表情だった。
「少しでも使ってもらえたことはうれしい。次の試合に臨む気持ちが全然違う。自信になる」
若くして将来を嘱望されてきた。15歳以下(U15)の頃から年代別代表の常連となり、2017年の17歳以下(U17)ワールドカップ(W杯)で4得点。1歳下の久保建英(Rソシエダード)とともに攻撃陣を引っ張った。
中1から高2まで所属した三…
- 【視点】
中村敬斗選手がJリーグ初先発を果たした一戦を取材しました。2018年3月、快晴の等々力、川崎フロンターレ戦でした。当時の彼は17歳。ガンバ大阪の中盤には38歳だった遠藤保仁選手がいて、対する川崎の中盤には37歳だったフロンターレのレジェンド