岸田首相が1千人政治パーティー 規模を問題視に「規範に抵触せず」

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安倍龍太郎
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 岸田文雄首相は27日の参院本会議で、約1千人が参加した自身の後援会主催の政治資金パーティーについて、大規模なパーティーの自粛を求める大臣規範に「抵触しない」と答弁した。自粛すべきパーティーの規模は「1千人程度」とした答弁もあるなか、立憲民主党の森本真治氏は「規範に抵触するのではないか」と批判した。

 森本氏が指摘したのは、今月19日に広島市であった「岸田文雄後援会新春互礼会」。主催者発表によると1千人が出席した。2001年に閣議決定された大臣規範は、閣僚らの大規模パーティーの自粛を求めている。「大規模」の定義は決まっていないが、07年に町村信孝官房長官(当時)は参院決算委員会で「大規模パーティーは1千人程度をめどにして考えている」と答弁している。

 首相はこの日の答弁で、大臣規範は「政治と行政への国民の信頼を確保する観点から自ら律すべき規範」と強調した。一方で「特に定められた基準はなく、各大臣が国民の疑念を招かないよう良識の範囲で適切に対応すべきものだ」と説明。自身のパーティーは規範に抵触しないとの考えを示した。

 森本氏は「政治家に課せられ…

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