コメの先物を扱っていた堂島取引所(大阪市西区)で27日、金などの貴金属の取引が始まった。小口の取引もできるようにしたのが特徴で、今後は個人も含めた幅広い層の投資家を呼び込みたい考えだ。
金、銀、白金の3種類の売り買いを求める動きが相次ぎ、約10分後に金の相場、1グラム8302・5円で取引が成立した。初値がつくと、市場を監視する担当者らから拍手があがった。村田雅志社長は「ようやくここまで来たことをお礼申し上げる。多くの方々に使ってもらえることを目指したい」と話した。
貴金属は、日本取引所グループ(JPX)の大阪取引所でも扱っている。堂島取引所は取引単位をより小口の一単位10グラムとすることで、投資の裾野を広げる狙いがある。3年間の試験上場となる。
堂島取引所は国内で唯一、コ…