憂う重鎮地方議員「喜べるのは当日だけ」 無投票見込み、なぜ半数?
31日に告示される岡山県議選。全19選挙区のうち、候補者が定数を超えず無投票で当選が決まる「無投票当選」は現時点で10選挙区にのぼる見込みだ。なぜ選挙戦にならないのか。今期限りで引退するベテラン県議も現状を憂う。
「地方議員は地域の幸福を達成するための代弁者。だからこそ、選挙で民意を得た上で議員活動に邁進(まいしん)したいが……」
無投票が予想される岡山市内の立候補予定者は、そう懸念する。ただ、選挙戦になる可能性もあるため、告示日までは選挙カーの運転者や車上運動員の手配は進めるという。
県議選で無投票が見込まれるのは、全19選挙区のうち10選挙区。岡山市の南区(定数4)と東区(同3)、総社市(同2)などで、定数55のうち17が無投票当選で決まる見通しだ。
記事後半では、当選9回で議員歴36年、落選も経験し、今期で一線を退く岡山県議の重鎮に、無投票になる地方選挙が多い現状について、話を聞きました。
これまでの県議選でも10前…
- 【視点】
統一地方選の投票日が近づいています。短い選挙期間となりますが、選挙が行われる地域の有権者の皆さんは、候補者やその政策についてできる限りリサーチしたうえで、投票について検討していただければと思います。 しかし、それ以前に、無投票やなり手

統一地方選挙・衆参補選2023年
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