金正恩氏、「核物質の生産拡大」を指示 「模擬核弾頭」で発射訓練も
ソウル=太田成美
北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、金正恩(キムジョンウン)総書記が27日に「兵器級核物質」の生産拡大を指示したと伝えた。正恩氏は核兵器研究所から報告を受け、核反撃の作戦計画と命令書を検討。「引き続き威力ある核兵器の生産に拍車を掛けていくべきである」と述べたとしている。
また、同通信は28日、朝鮮人民軍のミサイル部隊などが27日に地対地戦術弾道ミサイル2発を発射したと伝えた。発射訓練は模擬の核弾頭を装着して行い、平壌・力浦から発射。「標的の上空500メートルで空中爆発させた」としている。韓国軍が27日に確認した平壌近郊から日本海への短距離弾道ミサイル2発の発射を指すとみられる。同通信は「手順と工程に熟練させるための訓練」としている。
同通信はまた、25~27日…