京都銀が8年ぶりベア、初任給引き上げも「人材確保のためには必要」
京都銀行(京都市下京区区)は今年の春闘で、8年ぶりに基本給を底上げするベースアップ(ベア)の実施を決めた。約3300人の行員に対して、月平均2・5%(9千円)のベアのほか、パート従業員の時給も30円引き上げるという。
27日にあった記者会見で土井伸宏頭取が明らかにした。定期昇給を含めた賃上げ率は3・5%で、ベアは7月分から実施する。大卒初任給も1万5千円引き上げて、22万5千円にする。土井氏は「初任給はメガバンクも引き上げている。(賃上げは)人材の確保のためにも必要だと思った」と話す。妥結は20日で、組合側のベア要求に対し、満額回答したという。
同行はこの日、今後3年間の…