警視庁、72歳と83歳の遺体を取り違え 火葬前に遺族が気付く
警視庁は28日、高齢男性2人の遺体を取り違えて葬儀社に引き渡していたことを明らかにした。遺体が入った袋に貼り付けられたシールの氏名を捜査員が確認していなかったためで、同庁は2人の遺族に謝罪したという。
刑事総務課によると、72歳の男性が自宅、83歳の男性が病院で26日にそれぞれ死亡し、ともに翌27日に西新井署で遺体の検案が行われた。その後、署員がそれぞれの遺体を別々の葬儀社に引き渡したところ、2人のうち1人の遺族が遺体の顔を見て別人と気付き、取り違えが発覚した。どちらも火葬される前だった。
同課は「遺体の取り違え事案は絶対にあってはならず、改めて遺族におわび申し上げる」などとコメントした。
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