「お客様は神様ではない」 反発覚悟の広告、社長が守りたかったもの

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小川尭洋
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 ある地方紙の朝刊社会面に3月16日、14センチ×10センチの小さな意見広告が載った。見出しは「その苦情、行き過ぎじゃありませんか?」。出稿したのは、地域を支えてきたと自負する男性社長。地域をおもうがゆえの意見だった。

 今年1月、秋田県北部で路線バスや観光バス、タクシーを運行する「第一観光バス」(同県能代市)の事務所で電話が鳴った。

 バス運転手の不手際を指摘し、「クビにしろ」と怒鳴っていた。申し訳なさそうに応対する社員の姿が、男性社長(60)の目に映った。

 報告を受け、バスのドライブ…

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    磯野真穂
    (人類学者=文化人類学・医療人類学)
    2023年4月5日10時0分 投稿
    【視点】

    三谷幸喜さんの伝説的TVドラマ『王様のレストラン』に、「お客さまは王様である。でも首をはねられた王様もたくさんいる」といったことが述べられるシーンがあります。 日本は、コミュニケーションの表面上の滑らかさを望むあまり、理不尽極まりない

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2023年4月5日17時2分 投稿
    【提案】

    ■カスハラを満腔の怒りをこめて粉砕せよ!  同志・磯野真穂が大衆的反逆の狼煙をあげている。何より、この反撃の烽火をぶちあげた企業に圧倒的な共感が広がっている。カスハラに対する怒りは燎原の火のように燃え広がっている。この極悪非道な蛮行は、労

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