欧州連合(EU)は28日、ブリュッセルでエネルギー相会合を開き、加盟国のガス消費を抑える措置を1年延長することで合意した。ウクライナ侵攻を続けるロシアがEU向けの天然ガス供給を絞るなか、正念場となる次の冬を乗りきるため、加盟各国は4月以降もガス消費の原則15%削減をめざす。
欧州のガス供給の約4割を担っていたロシアは昨年2月の侵攻以降、ロシア制裁の対抗措置としてEUへの供給を削減。欧州のガス価格は一時、記録的な高騰が続いた。
EUは昨年7月、ロシア産ガスへの依存を下げようと目標を設定。侵攻前の平均消費量比で、加盟各国が今年3月までのガス消費量を原則15%減らす目標で合意していた。
高めた備蓄率、暖冬で進んだ「節ガス」
ロイター通信によると、各国…

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