メキシコ北部のシウダフアレスにある移民収容施設で27日夜にあった火災は、死者が少なくとも40人出る惨事となった。メキシコ政府によると、28人が重傷を負っているといい、死者は増える可能性がある。施設には米国への入国を希望する中南米の出身者が収容されており、ロペスオブラドール大統領は28日朝の記者会見で、母国への強制送還を拒んだ移民が火を放ったと述べた。
メキシコ政府によると、火災は27日午後9時半ごろに発生。施設内には68人が収容されており、死者のうち28人はグアテマラ人だった。その他にはベネズエラやコロンビアなどからの移民が含まれていたという。
ロペスオブラドール氏は会見で「移民は施設内のドアにマットレスを置き、抗議の意味を込めて火を放った。彼らは、これほどまでに恐ろしい出来事を起こすとは想像もしていなかっただろう」と述べた。
シウダフアレスは米国との国…