ヌートバーのWBC日本代表入りにみる 「責任」とニッポン
論説委員・箱田哲也=国際社説担当
ヌートバーはいいなあ。これを機に広島東洋カープに来てくれんかなあ。カージナルスとカープのユニホームは似てるがなあ……。などと、日本代表で活躍した日系大リーガーに勝手な妄想をしながら野球の世界一を競うワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見た。
特にヌートバーが気になったのは、その華麗なプレーの魅力に加え、開幕前に「侍ジャパン」率いる栗山英樹監督の、ある記事を見たからだ。
〈ヌートバーの代表入りに込めた栗山監督の思い 侍ジャパンの使命とは〉
https://www.asahi.com/articles/ASR1C66NNR1CUTQP011.html
栗山さんは、単に野球の世界だけにとどまらない、共生の大切さを強く意識していたようだ。その思いとは――。
その記事によると栗山さんは…
- 【視点】
世界や社会の現状を踏まえた上での栗山監督の決断は、とても素晴らしいと私は思います。 国籍を問わない代表チームはラグビーではお馴染みですけれど、野球では極めてめずらしい。だからこそ社会に向けて強いメッセージになったんじゃないでしょうか。