白銀の世界に春への一筋の道 「立山黒部アルペンルート」除雪作業
山本裕之
【動画】全線開通に向けて除雪作業が進む立山黒部アルペンルート=山中瑞喜撮影
標高3千メートル級の山々が連なる北アルプスを貫き、富山、長野の両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」で、4月15日の全線開通に向けた除雪作業が進んでいる。
ヘリコプターで上空から見ると、除雪車などが雪原の斜面を掘り進み、白銀の世界に、蛇行した模様を描いていた。
アルペンルートを運営する「立山黒部貫光(かんこう)」(富山市)によると、除雪区間は富山県立山町の美女平(びじょだいら)(標高977メートル)から室堂(むろどう)(同2450メートル)までの約23キロ。今年は2月7日から、本格的な除雪作業が始まった。
室堂では3月27日の時点で約5・6メートルの積雪で、昨年より2メートル少なかった。
4月15日からは、雪壁の間などを散策できる「雪の大谷ウォーク」も始まる。(山本裕之)
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