選抜高校野球の4強決まる 大阪桐蔭は2年連続、31日に準決勝
第95回記念選抜高校野球大会は29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で第10日の準々決勝があり、4強が決まった。
関東勢同士の顔合わせとなった第1試合では、山梨学院が作新学院(栃木)を12―3と圧倒した。出場6回目の山梨学院は初の4強入りで、山梨勢の準決勝進出は第63回大会の市川以来、32年ぶり。
第2試合では、過去3度優勝の広陵(広島)が専大松戸(千葉)を9―2で破り、第82回大会以来13年ぶりの準決勝進出を決めた。中国勢の4強入りもこのとき以来。
第3試合では2連覇を狙う大阪桐蔭が東海大菅生(東京)を6―1で下し、2年連続の4強入り。
第4試合では、報徳学園(兵庫)が、昨夏の全国選手権を制した仙台育英(宮城)に、延長十回タイブレークの末、5―4でサヨナラ勝ちした。仙台育英の史上5校目となる夏春連覇はならなかった。
報徳学園が4強に進むのは第89回大会以来、6年ぶり。兵庫勢では第91回の明石商以来。
近畿勢2校が4強入りするのは、大阪桐蔭と近江(滋賀)が入った昨年に続き2年連続。
30日は休養日。準決勝は31日午前11時から山梨学院―広陵、午後1時半から大阪桐蔭―報徳学園の顔合わせとなった。決勝は4月1日。