古墳めぐりで見つけた小さな石、その正体は… 和歌山、文化財に認定

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筒井次郎
【動画】偶然発見した勾玉が文化財に=筒井次郎撮影
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 和歌山で古墳めぐりをしていた考古学ファンの一行が、偶然見つけた小さな石。行政に届け出ると、貴重なものとわかって――。

 昨春の大型連休千葉県船橋市の加藤翼さん(35)や兵庫県西宮市の雲井奈生子さん(46)ら4人は、和歌山県岩出市と和歌山市の境にある船戸山古墳群(県史跡)を訪ねた。

 古墳めぐりで足を痛めていた加藤さんは、奥の1号墳(和歌山市、直径約10メートル)は斜面をはいつくばって進んだ。その時、石室の入り口付近の地面で小さなものに気づいた。

 大きさは2センチほど。「プラスチックのおもちゃの破片かな?」。最初はそう思ったが、よく観察して確信した。

考古学ファンが古墳で偶然見つけた小さな石。専門家によると、貴重な文化財であることが分かります。と同時に、見つかった場所から、新たな「謎」を呼ぶことになります。

 「勾玉(まがたま)だ!」…

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