埼玉県に4人だけ、20代の地方議員に聞いた 若手はなぜ少ない?
川野由起
埼玉県内の県議会、市町村議会の議員のうち、20代の議員は4人で全体の0・3%だったことが朝日新聞の調査でわかった。30代も5・6%だった一方、70代以上は全体の約25%を占めた。高齢化と深刻な若者のなり手不足が明らかになった形だ。20代議員に聞くと、選挙戦や議会活動で難しさを感じる声があった。
朝日新聞が全国の都道府県と市区町村の計1788議会を対象に調査した。昨年12月以降に順次オンラインで回答してもらった。データは今年1月1日時点。
その結果、県内の自治体議員計1325人のうち、最も多かったのは60代で414人(31・2%)。次に50代301人(22・7%)、70代300人(22・6%)と続いた。最も少なかったのは20代で4人(0・3%)。80代以上は29人(2・2%)で、30代は74人(5・6%)だった。
県内で20代の議員がいると回答したのは、春日部、草加、坂戸、松伏の4市町で、それぞれ1人ずついた。この調査をもとに、20代の議員が少ない理由やどうすれば若い議員が増えるかなどを4人に改めてアンケートをし、21日までに3人から回答をもらった。
20代の議員が少ない理由に…

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