北朝鮮には焦り?「4年ぶり」「5年ぶり」軍事訓練復活続く米韓

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浦項=太田成美
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 米韓両軍は29日、対北朝鮮を想定した韓国国内での大規模な合同上陸訓練を報道陣に公開した。連携を強化する両軍は今月、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に圧力をかけるために様々な訓練を実施している。北朝鮮は反発を強め、ミサイルの発射実験などを繰り返し、「戦術核」の攻撃能力が高まっていると宣伝している。

 韓国南東部の浦項(ポハン)の浜辺に29日、韓国軍の水陸両用装甲車や米軍のエアクッション型揚陸艇(LCAC)に乗った米韓の海兵隊員らが次々と上陸した。

 公開された上陸訓練は「双竜訓練」と名付けられ、「いかなる挑発に対しても直ちに報復できる連合防衛態勢の強化」(韓国軍)が目的とされている。20日に始まり、4月3日までの15日間実施される。

 昨年5月に米国との同盟の強化を掲げる韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)政権が発足してから、北朝鮮に融和的だった文在寅(ムンジェイン)政権時代に停滞していた両軍の大規模な合同演習が活発になった。8月には約4年ぶりに野外の機動訓練が行われ、9月には「ロナルド・レーガン」が米原子力空母としては4年ぶりに韓国南部の釜山に寄港した。

 今回の上陸訓練も5年ぶりで…

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