尹大統領「韓国は自由の促進者」民主主義サミット共催→次回は主催へ

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ソウル=稲田清英
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 バイデン米政権が始めた「民主主義サミット」の共催国に韓国が名を連ねた。

 昨年5月に就任した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は「普遍的価値」を共有する国々との関係強化を外交政策の軸に据えており、その姿勢を前面に押し出した格好だ。

 「韓国はいま、国際社会の『自由の促進者』としての役割と責任を果たしている。私は就任直後から、自由、人権、法治を強調してきた。これは我々の民主主義を作動させる要諦(ようてい)だ」

 29日にオンラインで始まった同サミットで、最初のセッションの主催を任された尹氏は誇らしげに語った。これまでも、演説にはたびたび「自由」や「人権」といった民主主義の価値の重視を訴える言葉を織り込んできた。

 ロシアのウクライナ侵攻や米中の対立の激化などで世界の「分断」への懸念が強まるなか、韓国政府は「価値観外交」となる今回の民主主義サミットの共催を自国の国際的な存在感を高める契機にしたいとの期待が大きい。

「友人」「隣人」「パートナー」

 共催は「価値観外交」の重要…

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