「いつか一緒に、私の英雄」 反戦画の少女、無実訴え逃走の父に手紙

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 「すべてがうまくいき、いつか一緒に住めると信じています。パパ、あなたを誇りに思っています」

 学校の授業中に反戦の絵を描いた少女が、ロシア軍の信用失墜を図ったなどとして起訴された父親にこんな手紙を書いた。父は軟禁された自宅から判決直前に逃走したが、有罪を宣告された。ロシアメディアによると父は無実を訴えている。少女の騒動が事件のきっかけになった可能性があるという。

 手紙を書いたのは、ロシア中部トゥーラ州に住むマーシャ・モスカリョワさん(13)。学校の6年生で、50代の父アレクセイさんと2人暮らしだった。同氏の弁護士が手紙を公開した。

 「パパ、病気にならないで、心配しないで」と書き出し、「私はいつも味方だよ。正しいことをしていると信じて」と気遣った。

 そして「私たちが勝つ。どうか諦めないでね」と呼びかけ、「愛している。あなたは私のヒーローです」と締めくくった。

「子どもに何を教えてるんだ」

 ロシアの人権団体「OVDイ…

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