第3回住民投票あり? 柏崎刈羽原発の再稼働、地元同意に学者2人の見解は
長橋亮文
政府が今夏以降に目指す東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働。そのために欠かせない「地元同意」に関し、花角英世知事は自ら是非の判断を明らかにしたうえで、「信を問う」考えを示している。どんな方法がふさわしいのか。カギを握る可能性がある県議選を機に、宍戸邦久・新潟大教授と河村和徳・東北大大学院准教授に聞いた。(長橋亮文)
宍戸氏「民意映す県議会の出番」
――「信を問う」のにはどんな方法が考えられますか。
一つは出直し知事選。再稼働の是非を判断した知事を選ぶのか選ばないのか、その結果が地元同意の判断に直結し、わかりやすい。ただ、知事は1人しかいない。原発だけでなく経済、人口減少、公共交通などあらゆる政策を担う。投票の際にはそうした要素も検討材料に入ってくるだろう。そこが留意点だ。
住民投票も結果が明確に出て…

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