東京のお屋敷街に高層ビル 日テレが計画、女子学院「企業は責任を」

有料記事東京インサイド

本間ほのみ、石平道典
[PR]

 かつて武家屋敷が並んだ東京都千代田区番町地区で、この地で創業した日本テレビが旧本社跡地に高層ビル建設を計画し、地元が賛否に割れている。近くの女子校も見直しを求め、区に要望書を出した。協議開始から8年。首都真ん中の高級住宅街で混乱が続く。

高さ150m→90mに 一部住民が反対 

 日テレの計画を審議する区都市計画審議会が30日午前に始まった。学識経験者や区議、区民ら約20人による審議。多くの傍聴人が駆けつけた。

 発端は2003年。番町で1953年に放送を始めた日テレが、港区汐留に本社を移転した。同社は13年から、本格的に跡地利用の検討を始めた。

 番町は江戸時代、将軍に仕える旗本の屋敷が連なっていた。明治以降は政府の官僚や政治家のほか、泉鏡花や中江兆民、島崎藤村ら多くの文化人が暮らした。

 日テレは16年から地元住民…

この記事は有料記事です。残り2172文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

東京インサイド

東京インサイド

東京の気になるニュースや街の話題が満載。あなたの「!」「?」に答えます。[もっと見る]