太陽が西へ沈む限り、この美しさは続く 夕日が映える理由は港の形?

有料記事KANSAI

永田豊隆
[PR]

おでかけ関西 ちょっとウラ話

 太陽が水平線に近づくと、空が鮮やかなオレンジ色に染まった。対岸のガントリークレーンが影絵のように浮かび上がる。

 カップルも、観光客も、ただ黙って西の空を見つめている。

 ここは天保山地区(大阪市港区)にあるサンセット広場。団体客らでにぎわう水族館「海遊館」から裏手に回ると、一転して静かな波止場がある。美しい夕日が映えるスポットとして知られる。

 ともに大学生の北山寛大さん(20)と吉岡明音さん(20)は、ネット上で見た写真にひかれて足を運んだ。北山さんは「赤い夕日とクレーンとのコントラストが、すっごくいい」、吉岡さんは「青から赤へ、空の色のグラデーションがきれい」と息をのんだ。

 ベンチやカフェが整備され、水族館や買い物帰りに飲み物片手で過ごせる。近くで発着する観光船サンタマリア号が夕影に重なるときの、後光が差したような美しさも評判だ。

10分歩くと、また「夕日の名所」

 南西に約10分歩くと、もう一つの「名所」がある。

 大阪港に突き出た中央突堤の…

この記事は有料記事です。残り1248文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

#KANSAI

#KANSAI

近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[もっと見る]