今までの「貯金」が実を結んで 稲垣吾郎さんが迎えた学びの春
今月からNHK・Eテレ「趣味の園芸」に出演することになりました。新しいコーナーを担当し、1年間かけて「グリーンサム(園芸名人)」を目指します。植物が好きだとラジオなどで話していたのを、番組スタッフが聞いたみたい。好きなことが仕事になるのは一番うれしい。
昔から切り花は生活に欠かせない存在で、自分で生けて部屋に飾ったりしてきました。観葉植物はだいぶ前に枯らした苦い経験があって遠ざかっていたのですが、この1年は、植木など「土もの」にはまっています。
去年の春、大がかりなリフォームをしたんです。部屋をモデルチェンジしたら空間ができてすっきり。そうしたら緑がほしくなって。広めのテラスも使いたくて、興味が出てきました。
最初はインテリアとして楽しんでいたのですが、徐々にペットのように、生き物のエネルギーを感じるようになった。朝、水をあげると本当に喜んでいることが伝わってきて、それでどんどん夢中になっていった感じです。朝の水やりは大変だけど、リラックスできるし一日の始まりにとても良い時間。生活にリズムができました。ホームセンターから、長い付き合いのある近所の花屋さん、おしゃれな植物を扱うショップまで色々なお店に行って買っています。
植物にはまり、一時は60鉢以上を育てた稲垣吾郎さん。冬の「失敗」で学んだことは?記事の後半では移ろいやすいテレビの世界で積み重ねてきた「貯金」についても語ります。
コロナ禍で植物にはまる男性…
- 【視点】
実は不肖・私、「コロナ禍で植物にハマった男性」の一人です。稲垣さんほどハマりきれてはいないのですが……。ささやかなベランダにプランターや鉢を並べ、最初はプチトマトやオクラを植えてプチ家庭菜園を夢見たのですが、ほどなく挫折苦笑。いまはパンジー