「良好な状態を取り戻している」 李強首相がボアオフォーラムで演説
博鰲=西山明宏
中国の李強(リーチアン)首相は30日、中国海南省で開かれている国際経済会議「ボアオ・アジアフォーラム」で演説した。「中国の経済成長の原動力は力強く、良好な状態を取り戻している」とし、ゼロコロナ政策で傷んだ経済の回復が進んでいるとの見方を示した。
李氏はさらに「民間企業が事業を切り開き、外国企業が投資できる環境を整える」と強調。ゼロコロナ政策や規制強化で業績を落とした民間企業や、中国への投資を控える外資企業に対して、積極的に支援する姿勢をアピールした。
フォーラムは約3年間のゼロコロナ政策が終了して初めてリアル開催となった。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事やシンガポール、マレーシア、スペインなど各国首相も出席した。(博鰲=西山明宏)
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