100回スピード違反「警官が悪い」? スタバCEOを米議員が批判
ワシントン=榊原謙
労働組合との対立が深刻な米コーヒーチェーン大手スターバックスのハワード・シュルツ前最高経営責任者(CEO)は29日、米議会に出席し、「スターバックスが法律に違反したことはない」と述べ、会社による「反組合活動」はなかったと訴えた。シュルツ氏はスタバで結成が相次ぐ労組への厳しい姿勢で知られ、議会での証言に注目が集まっていた。
労働問題を扱う上院委員会の公聴会で証言した。
公聴会を主導したバーニー・サンダース上院議員らは、スタバがこの1年半で100回以上の連邦労働法に違反したとする全米労働関係委員会(NLRB)の指摘を踏まえて追及。シュルツ氏は法令違反を否定したうえで、「『労組つぶし屋』というレッテルをはられるのは不快だ」と反論。スタバに対する「疑惑」は「虚偽であることが証明されるだろう」と主張した。
スタバをめぐっては、労組結…