プロ野球の「キューバリスク」 中日のロドリゲスが来日せず再燃か

有料記事

福角元伸
[PR]

 ワールド・ベースボール・クラシックWBC)で日本代表「侍ジャパン」が世界一に輝き、華々しく開幕するはずのプロ野球に水を差す出来事があった。

 29日、キューバ出身で中日のジャリエル・ロドリゲス投手(26)が来日するはずの飛行機に乗っていなかった。球団は本人と連絡が取れない状態。一部海外メディアは米大リーグ球団との契約を目指すため亡命し、ドミニカ共和国に入ったと報じた。

 ただ、簡単に移籍とはならない。中日はオフにキューバ政府を通じ、ロドリゲスと年俸2億円(推定)の契約を締結。3月9日には支配下選手登録の公示もされた。日米選手協定では日本球団の契約下にある選手は、大リーグ球団とは交渉・契約は一切できないと明記されている。

 前例にあるのが、2020年…

この記事は有料記事です。残り438文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません